「神戸市の文化創生都市づくりのパートナーとして、文化創生都市の実現に貢献する」を経営理念とし、芸術文化に関する事業活動を行っている公益財団法人 神戸市民文化振興財団様。今回は、プロレド・パートナーズのコンサルティングサービスを受けていただいた感想を、総務部長 堀江大悟様に伺いました。
市からの紹介で調達を外部に頼ることができると知った
今回の取り組みは、神戸市の外郭団体を取りまとめている市の企画調整局からプロレドさんを紹介していただいたことがきっかけでした。当時は運営している施設の営業を維持するだけで手いっぱいな状況に陥っており、コスト面をどうしていくかというプラスアルファの部分が後回しになってしまっていましたので、プロレドさんからは良いタイミングでお声がけいただけたように思います。これまで調達に関しては自分たちでやり遂げるのが当たり前という考えが定着している会社でしたから、外部を頼る発想がそもそもなかった中で、現状把握から課題解決までプロにおまかせできることを知り、本当に助かりました。
はじめは成果報酬型というビジネスモデルになじみがなく懐疑的な面もありましたが、事前に費目ごとの削減余地を率直に教えていただけたことや、納得できるまで説明していただけたことが信頼感につながりました。また、他社のコンサルティングサービスですと成果の有無にかかわらずコンサルティングフィーをお支払いしなければなりませんが、プロレドさんのビジネスモデルは成果が出た中からお支払いするわけですから、取り組むまでのハードルが低かったことも決断の大きな決め手でした。
悩みを共有でき、課題解決へ導いてくれる心強い味方ができた
当財団は新型コロナウイルスの影響を大きく受け、管理施設も休館を余儀なくされました。それを機に本格的なコスト削減に取り組み始めましたが、取り組みの壁となったのがリソース不足です。当財団が管理する十数施設ではそれぞれ選定条件なども異なるため、相見積をとるのにも時間がかかりますし、毎月届く請求書の管理だけでも大変で、担当者の負担は相当なものでした。それがプロレドさんとのプロジェクトを経て契約や支払いを一元管理できるようになったことで、現場の負担が減り、本業に集中することができるようになりました。この変化は、コスト削減の成果と同じくらい非常に嬉しい効果でした。
また、コンサルタントの方の専門性の高さはさすがだなと感じました。プロジェクト中はメールやオンラインでやり取りをすることが多かったのですが、いつ連絡をしてもレスポンスが早かったですし、こちらからの素朴な質問にも丁寧に対応していただきました。協議の過程やプロジェクト中の予定変更なども速やかに共有していただき、その部分にも安心感がありました。
私たちのような小さな会社は、担当者が悩みを一人で抱える事が多いのではないかと思います。ときには他の外郭団体と情報交換も行いますが、団体ごとにそれぞれ果たす役割が違いますから、似た悩みを共有するのがなかなか難しいのです。そうした状況で、第三者であるプロレドさんに当団体が抱える課題の解決に向けて色々と相談をすることができたり、サプライヤーの業界水準を聞くことができたりしたことは心強かったです。
より質の高い芸術文化サービスを市民の皆様に届けるために活かされるコストマネジメント
プロレドさんのサービスは、コストに関する現状把握やコスト削減の大切さを頭では分かっていながらも、リソース不足でなかなか着手できていない私たちのような会社に特におすすめできると思います。その道のプロに任せることで、自分たちが1から10まで調達業務にあたるよりも効果的に成果を出すことができると感じました。
また、プロレドさんは、公共団体への対応に慣れているように感じました。私たちのような外郭団体や自治体には、民間企業と違う独特のルールがありますが、プロレドさんは自治体向けのコンサルティングサービスを提供していることもあり、プロジェクト中も少しの違和感もなく進めることができ、ストレスがありませんでした。
今回削減できた分は、中長期的により質の高い事業を市民に提供するために戦略的に投資するために活用していきたいと考えています。今後も情報の提供など、プロレドさんにはお力をお貸しいただけると嬉しいです。