日本赤十字社の医療施設である福岡市の今津赤十字病院様。今回はプロレド・パートナーズのコンサルティングサービスを受けていただいた感想を、事務部長/山口 秀夫様にお伺いしました。
プロレド・パートナーズのコンサルティングを導入したきっかけをお聞かせください
本社の取引銀行からの紹介がきっかけです。当院の近年の情勢については、社会保障制度改革に伴う診療報酬改定により収入が減少傾向になっていました。同時に職員も日々のルーティーン業務で手一杯の中、さらにコスト削減に取り組むことには限界を感じていました。そうした中、プロレドさんにコスト削減の可能性を試算していただき、理論的に理解できたうえ、しっかりと成果が見込めたので、導入を決めました。
元々自社でもコスト削減に取り組まれていましたか
量の削減やサプライヤーの変更など、各現場の職員が知恵を出し取り組んでいました。私どものような規模の大きくない病院だと専任の担当者がおらず、最大限コスト削減に関し努力していたとしても成果には限界がありました。自社では限界があると考え、外部の専門家に依頼しようと決断しました。
プロジェクトの前と後でプロレドのイメージに変化はありましたか
コンサルティング会社に対する考えが変わりましたね。過去にコンサルティング会社を利用したことがある他施設の話を聞くと、「こういう風に実行してください」と指示されるだけで、具体的に実行部分に踏み込んでもらえなかったとの事でしたので、コンサルティング会社から提案された計画はその通りに実現することが難しいのではないかという印象がありました。
それに対し、今回のプロレドさんとのプロジェクトでは、こちら側の労力は最小限で済み、プロレドさんが実行部分を全部やってくれ、それでいて結果が伴ってくるという点が非常に良かったですね。また、サプライヤーを変更することなく実行できたことも非常に好印象でした。特に病院での電力は命にかかわるため、新電力の利用で災害時の電力の安定供給が可能なのかといった疑念を払しょくできたことも大きな収穫でした。
病院は一般企業と違い、何かあればすぐに人命にかかわるという特殊性がありますが、その特殊性を理解した上で、病院側の意向を汲みつつ、最大限のパフォーマンスを得ることができたということは非常に称賛に値すると思います。
依頼してみて良かった点をお聞かせください
当初の計画以上に大きなコスト削減ができたこと。それと完全成功報酬であるため、導入しやすかったところですね。委託しても結果が得られないということになると我々の責任問題も問われますので、期待以上の結果が得られたことは本当に良かったです。
それに、プロレドさんとの契約内容は非常にわかりやすく、コスト削減の成果とそれに伴う報酬額が明快なのは、とても助かりました。
プロレドに今後期待することはございますか
企業の特性に応じた削減費目のパッケージ化に期待しています。細かな品目をまとめたパッケージの削減総額に対する成果報酬というモデルもあれば、企業側としてはありがたいかなと思います。
そして、我々としまして、まだ取り組んでいない他費目にもプロレドさんが持っている力を発揮しもらいたいと思っています。病院という特殊性で考えますと、医薬品や医療機器などが候補ではないかと考えます。