「人の役に立つ仕事をしなさい」。私は小さい頃から母親にそう言われて育ってきました。就活中、その言葉の意味を考え抜き、「自分の能力を売ることこそが人の役に立つことなのではないか」という結論に至りました。私の長所は「考えるのが好き」ということと、「良いと思ったことは良いと言い続けられる」こと。
店頭で物を売る仕事の楽しさも学生時代のアルバイトを通じて知っていましたが、もっとスケールの大きな仕事にも挑戦してみたかった。メーカーの仕事も悪くないですが、たとえば自動車だと新商品を1台開発して売り出するまでに5年や10年の歳月がかかるそう。そのスパンだと私は満足できない。3ヶ月とか半年とかで成果を出せる世界が良い。
それらこれらを踏まえた結果、「自分の能力を企業様に対して売る」ことができるコンサルタントという職種に興味を抱きました。コンサルティングの方法を考えること自体は、時間さえあれば誰にでもできることかもしれませんが、コンサルタントはそこに「スピード」という付加価値を乗せることが重要です。お相手に納得していただくためには、情熱も必要。私は先手先手で動くタイプですし、「良いものは良い」と熱く語れる性格でもあるので、今の仕事は適職なのではないかと思っています。