梱包資材費の適正化による物流コストの削減術

梱包資材とは、商品を移送する際に用いる部材の総称です。具体的には、ダンボール、紙袋、ビニール袋、プラスチックコンテナ等の包装資材、商品を衝撃から保護するために用いる緩衝材、発泡スチロールなどのクッション材、箱を固定する粘着テープや、シュリンクフィルムなどが含まれます。

物流費は、輸送費・保管費・荷役費・梱包資材費・情報処理費などから構成されていますが、ここでは、見落とされがちな梱包資材費の適正化についてご紹介します。

昨今、EC物流の拡大に伴い、ダンボール、緩衝材、粘着テープ、ラップ等資材の使用量は急激に増加しています。一方、企業は、今まで以上に環境問題に向き合っていく必要もあり、どのような資材を選択するか、その中でどのようにコスト削減を進めていくかはとても重要です。

梱包資材費の適正化に向けたアプローチ

​​​​​​プロレドでは、梱包資材費の適正化に向けたアプローチを下記の手順で実施いたします。

  • ダンボールなどの梱包資材に関する詳細データ確認
  • 詳細ヒアリングを通じて削減アプローチを検討
  • 削減アプローチの採用/適用後の切替に伴う調整や契約締結のサポートの実施
  • 最短5か月で梱包資材費の適正化を実現

(事例)梱包資材の“仕様の統一化”

■クライアント:OA機器販売会社
■対象品目:ダンボール

ノートPCを梱包するダンボールとして、A~C店舗ではそれぞれ異なるサプライヤーから異なる厚さのダンボールを購入していた。各店舗への現状ヒアリングをした結果、「全店舗、厚さ:0.8cmのダンボールで問題ない」と判明したため、全店舗共通の製品仕様基準として、ノートPCの梱包用ダンボールを「厚さ:0.8cm、サプライヤー:××段ボール㈱」に統一した。「××段ボール㈱」に対して単価協議を行った結果、「単価:89円」という条件を引き出すことに成功した。

ーアプローチ詳細

① 「現場ヒアリング」、「各拠点の年間購入実績の分析」を行い、全店舗共通の製品仕様基準を作成。

② ①にて明らかになった“製品仕様のばらつき”を見直した場合の想定年間購入実績を基に、新規/既存サプライヤーへ単価協議を行った。

ー梱包資材適正化によるメリット

  • “店舗の製品仕様のばらつき”を見直すことが、店舗でのオーバースペックな仕様の見直しに繋がるため、製品製造コストの削減が実現でき、大幅な製品単価の削減が可能となった。
  • 取り扱い品目数が減ることにより、サプライヤーの納品作業工数(在庫管理、ピッキング、配送など)が簡略化されるため、サプライヤーとの単価協議にて安価な単価を引き出しやすくなった。
  • 製品仕様が全社統一されるため、本社管理部門での“店舗の購入品目の管理”が容易になった。
梱包資材仕様の統一化

なぜプロレドなのか

プロレドは物流専門コンサルタントのみではなく、消耗品を担当する専門コンサルタントと連携して対応します。専門知識を活かし商品パターンの集約、仕様変更、発注ロットの変更等様々な手法でコスト削減を実施します。

現状分析からサプライヤーとの協議までプロレドのコンサルタントが一気通貫で実施しますので、クライアントには手間がかかりません。外部コンサルタントを活用して物流費のコスト削減をご検討の際には、ぜひプロレドまでご相談ください。

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